2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「平治の乱」へのおさらい3

藤原信頼はある意味では「平治の乱」の一方の主役である。 大河ドラマでは違った容姿だが、伝わっているのは大変な美男子で、幼少のころから後白河に寵愛された。愚管抄には「あさましき程に御寵愛ありけり」(巻五)とある。

「平治の乱」へのおさらい2

碩学信西入道は不仲であったが藤原頼長を、「日本一の学生」と褒めている 一方の頼長も相当な自信家であったが信西のことを「天才之才子 絶代之高才」と自身の日記「台記」で絶賛をしている。 信西の知識は和漢に通じ、残っている書物、「信西入道蔵書目録」…

「平治の乱」へのおさらい1

源義朝には男子がたくさんいるが母親はそれぞれ違う。長男、悪源太義平の母は三浦大介義明の女(むすめ)、次男朝長の母は相模秦野の波多野義通の妹、次の頼朝の母は熱田の大宮司藤原季範の女、次の希義の母は駿河藤原の友忠の女(頼朝と同母の説もある)、次の…